ヨークシャーデイルズの一つ、ウォーフデイルWharfedale の
村ケトルウェルKettlewellでは毎年8月のこの時期になりますと
「かかし祭り」が開かれます。
この「かかし祭り」が最初に開かれたのは1994年。
もともとは村の学校が募金運動の一環として始めたのですが
大きな反響を呼び、その後は村全体のイベントとして毎年
開催されるようになったそうです。
「かかし」といっても、
田畑を荒らす鳥や獣から作物を守るために作られる
本来のかかしではなくて、
このフェスティバルで展示されるのは、
そのかかしの伝統的製法を使って作られた人身大の人形。
そんなかかしがケトルウェルの村の家々の庭や軒先、
ストリートなどに100体以上展示されます。
クリケット選手!
楚々としたレイディ
メイポール。
5月に行われるイギリスのみならずヨーロッパの
伝統的ダンスの一つ。
立てられた柱のてっぺんから、色とりどりのリボンが
垂らされ、そのリボンの先端を持って同じ方向に回ります。
リボンがある程度ポールに巻きついたところで、
今度は逆方向に回って踊ります。
どれが「かかし」でどれが「人」なのかわからないですね。
表情豊かでユーモラス。
バックの家の玄関上には1671年と刻まれています。
古い家ですね。
これらのかかしを見ながらただブラブラするだけでも
いいのですが、
「スケアクロー(かかし)トレイル」といって
なぞなぞを解いたり、
屋根の上とか石壁の裏など、
思いがけない場所に設置されたかかしを
探したりして、
このヨークシャーデイルののどかな村ケトルウェルを
くまなく探索できるお楽しみも提供されています。
また、自家製の素朴なケーキを味わえるティールームも
ありますし、
地ビールを楽しめるパブももちろんありますよ。
なんだか、今回の私はケトルウェルの
宣伝マンみたいだなあ。
Aug 2007
コメント
田舎歩きさんの宣伝マンのおかげで、いろいろまた行きたいところリストが更新されますよ~(*^_^*)
棒のダンスはメイポールっていうのですね~やっと謎がとけました。というのも、以前リーズ郊外(micklなんとか)の友達のところに行ったときに、その友達のおすすめパブの前では5月に棒とひもを使ったダンスがここ(micklなんとかじゃなくてまた車で10分以内)は有名なんだよ~って言われたけどどんなものか全然想像できなかったので、名前もわかってすっきりです。
>やたろうさん
カキコありがとうございます。
このブログが少しでもお役に立てたならば
うれしく思います^^
今後もよろしくお願いしますね。
またまた興味深い記事が!!
kettlewellのかかし祭り、私も行きましたよ~、何年も前になりますが。週末なにしようか、とローカル新聞でこのイベントを見つけたんです。懐かしいなあ、年々かかしの数も増えてるみたいですね。
家を見るのが好きなので、かかしを探しながらじろじろとお家&庭を見て歩くのが楽しかったです。その後はもちろんパブで地ビールを味わいました。
>りいさん
カキコミありがとうございます。
りいさんもこの「かかし祭り」を楽しまれたのですね。
普段この村を訪れるのはウォーフデイルを歩きにくる
ウォーカーがほとんどなのですが、この期間中は
家族連れが大勢訪れ、いつもと違う賑わいが
見られますよね。
ジブリ映画、「ハウルの動く城」の作者がイギリス出身 で 「ハウルの動く城」の舞台もイギリス ヒースの丘らしき花畑も出てきます どっかの国の王子様が魔女の魔法でかかしにされるんです かかし祭り! かかしって日本?って思ってたので ここで かかし祭り見て びっくり あの かかしにそっくり!なんですもん ヒースを庭に植えて花畑にしようとしましたが...枯れました(涙)
kep さん
カキコありがとうございます。
「ハウルの動く城」の作者はダイアナ・ウィン・ジョーンズでしたね。
たしかに「かかし祭りのかかし」に似てますね^^