ヨークシャーの秋

Bolton20Abbey209

ヨークシャーの秋を撮りながら歩きにでも行こうかと
ずっと考えていたのですが、
時間がなかったり、天気が悪かったりで
なかなか行けませんでした。


しかし先週末はやっと好天に恵まれ、
時間を作ることもできました。
が、時はすでに遅し。
季節はもう秋から初冬に移っていて
ヨークシャーの秋の色を楽しむベストタイミングを
残念ながら逸してしまったようです。
今年は例年よりもヨークシャーの冬の訪れは
早いのかもしれません。
ヨークシャーでは落葉が進んでいるとは言え、
今回歩きに向かったのはボルトンアビーBolton Abbey。
ボルトンアビーは、もともとはデボンシャー公爵の
私有地であった約120平方kmに及ぶ広大なエリアの名称。
ここにある廃墟は実際はアビー(修道院)ではなく
プライオリー(小修道院)なのですが、
一般的にはボルトンアビーと呼ばれることが
多いようです。
ボルトンアビーの領地内は
いわゆる自然公園とか森林公園のようになっているので、
ウォーキングだけでなくバードウォッチングや
魚釣りなども楽しむことができます。

Barden20Bridge

私がいつもウォーキングのスタート地点としているのは
バーデンブリッジBarden Bridge。
ここからウォーフ川と平行して敷かれているフットパスを
辿って修道院の廃墟まで歩いて戻ってくるというコース。
片道約7kmですので、のんびり歩いてゆっくり休憩しても
4時間もあれば充分です。

bolton20abbey201

橋の上からウォーフ川を臨む。

Bolton20Abbey202
Bolton20Abbey203

Bolton20Abbey204
Bolton20Abbey205

Bolton20Abbey207

川幅や流れは次々に変化していくので
観ていて飽きることはありません。
川の流れる音も心地よいですし。

Bolton20Abbey206

途中に置かれていたブリキで作られた鳥のオブジェ。

Bolton20Abbey208
写真からはわかりにくいかもしれませんが、
木には無数のコインが差し込まれています。
どんないわれがあるのか知りませんけれどちょっと
痛々しい気がしないでもないですね。

Bolton20Abbey209
修道院の廃墟を眺める私のお気に入りのスポット。
いつもこの場所で一休みしてランチタイムを
とることにしています。

Bolton20Abbey2010
夏は水遊びをする子供でにぎわいますが
さすがにこの時期は水に入る人はおらず
ステッピングストーンを渡るのを楽しんでいる人が
数人いただけです。

Bolton20Abbey2011
Bolton20Abbey2012
ボルトン・プライオリーは12世紀に建てられた
ゴジック様式の小修道院。

Bolton20Abbey2013
Bolton20Abbey2014

修道院の一部は現在では教会として使用されています。

Bolton20Abbey2015

Bolton20Abbey2016

Bolton20Abbey2017
Bolton20Abbey2018

復路での写真。
ヨークシャーでは残念ですけれど日本のような
鮮やかな紅葉は見られず、黄葉がほとんどです。

Bolton20Abbey2019

ボルトンアビーは英国を代表する画家ターナーが
好んで絵を描いていますし、また詩人のワーズワースも
ボルトンアビーで詩を詠んでいます。
さらに、マイフェイバリットバンド、ザ・キュアーの
初期の代表作の「Faith」の
霧がかったジャケット写真はここで撮られています。
ヨークシャーのボルトンアビーはさまざまなアーティストを
インスパイアする地のようです。

Nov 2007

コメント

  1. やたろう より:

    ここも去年行きました(^^ゞ
    ステッピングストーンは3個くらいまで行って断念した小心者です(>_<) 町の駐車場においてのちょっとだけ散策でしたけど、静かでいいところですね。 B6160沿いのガソリンスタンドはおじちゃんが入れてくれたので驚きました。セルフのつもりで車から降りようとしたら、どんだけいれるかい?って感じで聞かれたので。それなのに、ほかよりちょっと安かった思い出があります(^^ゞ 宿(Carperby)まで田舎道だからGSなかったらどうしようとドキドキしながら運転してたので、よけいほっとしました

  2. 田舎歩き より:

    >やたろうさん
    カキコありがとうございます。
    今回はアップしませんでしたが
    奥に入っていくと滝があったりして
    ボルトンアビーは一日楽しめますよ。
    今度いらしたときはぜひゆっくりとした
    時間をお過ごしくださいませ。

  3. yuu@ より:

    写真を見るたびに思うけど、ほんとに
    素晴らしい景色ですね。
    旧い絵画の様な、上手く言えないけど
    画素が細かい感じ。
    そちらはもう寒いですか?

  4. 田舎歩き より:

    >yuu@さん
    コメントありがとうございます。
    絵になりやすい景色がヨークシャーには多いので、
    もっとカメラの腕前が達者だったらと思っています。
    こちらは朝晩はもちろんのこと
    昼間も暖房が必要になってきています。

  5. フェリママ より:

    先週と先先週の2週間、週末は保護者会があったのでヨークシャーに行っていましたが、時間がなくて何も出来ませんでした。
    わんこもお散歩可能ですか?
    リードをつけてさえいれば敷地内に入れるならば、次回フェリックスとお散歩がてら訪ねてみたいです。

  6. 田舎歩き より:

    >フェリママさん
    フットパスや家畜がいる場所ではリードをつけるのが
    原則ですね。
    広いフィールドで放すときも、近くに人がいたら
    一声かけるとよいと思いますよ 。

  7. Sueki より:

    田舎歩きさん
    秋の景色を楽しませてもらいました。天気が悪い日が多いのですか?この写真の様な明るい日は少ないようですね。へんな質問ですが、こんな散歩をなさるとき、途中でどんな食事を食べるのでしょう?ヨークシャーを知らないので失礼ですが。。。

  8. かなで より:

    blog拝見させていただきました。
    益々、イギリス方面へ留学したいという気持ちになってきました。
    私も歩く事がすごく好きなので、いつかこんなすばらしい場所を歩いてみたいとワクワクしています。

  9. 田舎歩き より:

    >Suekiさん
    典型的なのは
    サンドイッチ、りんご(こちらのは小振りです)、ポテトチップス、
    チョコバーですね。
    とにかくこちらの人はサンドイッチを食べます。
    よく飽きないなあと思いますが、
    ま、他に選択肢があまりありませんからね(笑)。

  10. 田舎歩き より:

    >かなでさん
    ご訪問サンクスです。 このブログがお役に立てれば うれしいです!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)