近くの公園でボランティアによるドッグトレーニングが行われていました。
このトレーニングを主催していたのは
RSPCA(Royal Society for the Prevention ofCruelty to Animals)という動物愛護団体で
日本語に訳せば、「王立動物虐待防止協会」。
このボランティア団体は「アニマルポリス」とも呼ばれ、
犬のみならずさまざまな動物の虐待を取り締まり、飼い主のいない犬や猫の
ための里親探しもしています。
私のまわりにもRSPCAから犬を引き取ったという人は何人もいますよ。
ちなみに里親になる基準は厳しく、引き取ってからもRSPCAからのチェックが入ります。
RSPCAは動物愛護団体としては世界で最も歴史が古く、設立は1824年。
日本ではまだ明治維新の頃に既に動物福祉活動に着手していたわけですね。
「犬は人間の最良の友」というのは人間側の勝手な言いようかもしれませんが、
最良の友になるためには、単に可愛がるだけでなく厳しさも必要。
そして犬と人間の理想的な共存を実現するためには、
社会全体での取り組みが欠かせません。
このトレーニングもその一環なのでしょうね。
April 2007