アビーの廃墟やドラキュラゆかりの地であることからか、
ウィットビーはイギリスのゴスの人たちにとっての最大の巡礼地。
ウィットビーではウィットビー・ゴシック・ウィークエンドなる
ゴスの集会が毎年2回ほど開かれ、イギリス国内外からゴシックファッションで
身を固めた人たちが集結し、ゴスバンドのギグを楽しんだりするらしい。
http://www.whitbygothweekend.co.uk/
ウィットビーでは普段でも黒尽くめの人を見かけるのですが
この日は特に多く、またメイクやコスチュームに一段と気合いが
入っていたのでどうしてかと思っていたら、ちょうど上記の
ウィットビー・ゴシック・ウィークエンドが催される週でした。
ゴスの定義には明るくないし、そもそも昔はゴスバンドなる呼称はなかったと思う。
今のゴスバンドについてもほとんど知らないのだけれども、
ゴスの人たちには親近感を持っています。
というのも、バンシーズ、ジョイ・ディビジョン、キュアーと
いったマイフェイバリットバンドがゴスバンドとしてどうやら
リスペクトされている(いた?)らしいから。
ま、いずれにしても若い連中と共通の話題があるのは悪くはありませぬ。
こちらの大学で教えていた当時、生徒の1人にゴス娘がいまして、
バウハウス、シスター・オブ・マーシー、オールアバウト・
イブ、バージン・プルーンズ、コクトーツインズなどを引き合いにして、
このバンドはゴスだがそのバンドは違う、
これはゴスとみなされているけれど本人たちは否定している、
などとゴス談義に花を咲かせたものです。
彼女は日本のオートモッドも知っていて驚かされました。
ゴスに国境はありませんぞ。
アビー、教会周辺やタウンには、
ストロベリースイッチブレイド風ゴス・ロリ系、
ダニエル・ダックス風の妖しげな暗黒歌姫系、
お約束のエイリアン・セックス・フィーンド風(若い人にはマリリン・マンソン風と
言ったほうがわかりやすいのか)の白塗り系といったように
様々なゴシックファッションの人たちがいて、
まるで異世界に入り込んだようで個人的にはワクワクしたぞ!
しかしこの日、興味を引かれたのはオドロオドロしくゴスを
気取っているような輩ではなく、もっと自然体のゴスな人たち。
さわやかなゴスカップル。仲よさそうですね。
ぽっちゃりとしたボーイ・ジョージ風のゴスボーイ。
Tシャツの胸には日本語で「怪談」。そのことを話したら
嬉しそうにしていました。
涼しげな眼差しがチャーミングなゴスレイディ。
この日のベスト!熟年ゴスカップル!!!
「何が2人をゴスにしたのか」知る由はありませぬが、何とも
いい感じじゃありませんか。実にハッピーそう。
イギリス社会にサブカルチャーとしてゴスがしっかりと
根づいているのがよくわかります。
おまけ
アビー横のフィールドにいた馬。この馬どこかゴスっぽくない?
May 2007
コメント
馬が一番ゴスっぽいです~(>_<) 先日新宿の丸井ヤング館に行ったら、ゴスっぽい服がたくさん売ってておどろいちゃいました。お客さんだか店員さんだかわからない装い。って私には何がゴスだかここで読むまで知らなかったですよ~☆
>やたろうさん
ワハハ、そうですよね。馬が一番かも。
ところでこちらのゴスの人たちってそのメイクの下に隠されている素顔はシャイで繊細な人が多い気がしますよ。
ゴスって、ちょっとやってみたいけど、周りにゴスな友人もいなかったので、そのまま通り過ぎてしまいました(^^;)
コスプレなのですが、最近、私の店で盛り上がりっている「マイ甲冑」!
これがすごくて、和歌山市の雑賀衆保存会に入会(年会費)すると、3千円ほどで、マイ甲冑を作る事ができるというのです!凄いでしょう(^m^)
参考URL http://saikashuu.fc2web.com/
>ぼのぼのさん
マイ甲冑ですとぉ、うーん、まいったぁ。