今年もイギリスを代表するフラワーショーの
チェルシーフラワーショーが始まりましたが・・・
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数年前、この写真の家がチェルシーフラワーショーに
出展された庭のモチーフとなっていたことがあります。
イギリスのカントリーガーデンをテーマにしていたと
思いますが、その庭が入選したかどうかは・・・。
写真向かって左側は家畜小屋になっています。
このヨークシャーデイルズの
のどかな村アーンクリフで
チャールズ・キングズリーCharles Kingsleyが
フォンタジー文学の走りといわれる
「The Water Babies(水の子供たち)」(1863年)を
書いたそうです。
あ、ひょっとしたら、
「この村からインスピレーションを得て書いた」
だったかも・・・
いずれにしてもアーンクリフは
チャールズ・キングズリーゆかりの村です。
私は未読ですが、この「ウォーターベイビーズ」は
ルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」のように
イギリス人なら一度は読んだことのあるイギリスの
代表的な児童文学で、大人への教訓も含んだファンタジー
だそうです。
前々回のトップにケトルウェルの村の写真を載せましたが
ケトルウェルとアーンクリフは山を隔てて隣り合っています。
アーンクリフは車で北イングランドの中心都市リーズから
A65経由で2時間弱です。
羊や牛が道路を横断してるのに出くわしますと
もっとかかりますけどね(^^;
ケトルウェル~アーンクリフを結ぶウォーキングルートは
山、川、村がワンセットになっている私のお気に入り
コースの1つ。一周4,5時間くらいでしょうか。
リトンデイルを流れるスカーフェア川River Skirfare
昔の小学校。1894年と刻まれています。
今は個人宅になっています。
ところで下は何の写真だかわかりますか?
教会に通じる十字路に置かれているのですが、
村人がウォーカーに休んでもらうために置いたベンチ
じゃありません。
これは捕らえた盗人や侵入者の「見せしめ台」。
2つの穴に足を入れてロックしてしまうのです。
ここのは足だけですが、両手両足すべてをロックして
しまうものもあります。
イギリスの他の地方でも見られるのかもしれませんが、
ヨークシャーデイルズの各村にはこのような見せしめ台が
今でも残っています。
こういった歴史のカケラを目にすることができるのも
イギリスの田舎歩きならではのものです。
May 2007
コメント
ほんとに写真を見ているだけで、旅している気分になります。美しいですね。私もCharles KingsleyのThe Water Babies 未だ読んだ事が無いので読んでみたいと思います。
>マレーちゃんさん
写真気にいっていただけたようで嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね。